赤ちゃんの頃は、かわいいしぐさとしてほほえましくながめていられた指しゃぶり。
でも、大きくなってからも続けていると「そろそろやめさせた方がいいのかな?」と心配になってきますよね。
指しゃぶりには精神を落ち着かせる効果もありますが、あまりに長期間にわたると歯並びや発音に影響が出てしまいます。
わが家の娘は0ヵ月の頃からおしゃぶりを吸い始め、自然な形で指しゃぶりに移行しました。
周りで指しゃぶりをする子が少なくなった2歳頃になってもやめる気配がなく、悩みの種となっていたのです。
そこでこの記事では、子どもの指しゃぶりをやめさせたいお母さん、お父さんに向けて、指しゃぶり対策グッズを3つご紹介します。
娘が1日で指しゃぶりをやめた効果的な方法や、そこに至る失敗談もお話ししますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
指しゃぶりはどうしてするの?
そもそも、指しゃぶりはどうしてしているのでしょうか?
月齢や年齢によって指しゃぶりをする意味合いは変わってきます。
生後2ヵ月ごろの赤ちゃんは、本能的に口に入ってきたものを吸う「吸てつ反射」や、ミルクを飲むために必要な吸う力をつけるために指しゃぶりを始めます。
成長するにつれて、やがて指を吸うことは遊びのひとつになったり、吸うことによって自分のからだを知る学習の機会へと変わっていきます。
また、指を吸うことを心地よく感じ、気持ちを落ち着かせる精神安定剤的な役割も担ってくるようになります。
1~2歳ごろには他のものに興味を持ったりいろいろな遊びに触れる機会も増えてくるので、自然と指しゃぶりをやめる子どもも出てきます。
ただ一方で、その頃にはすでにクセになってしまい、なかなかやめられない子も出てくるのです。
指しゃぶりが及ぼす影響は?
赤ちゃんの頃には自分の手を探求したり、気持ちが落ち着くといったメリットがあった指しゃぶり。
しかし、成長して歯が生えてきたり外で遊ぶようになると、気になる点も出てきます。
- 歯並びが悪くなる
- かみ合わせが悪くなる
- 発音に影響する
- 衛生的に良くない
どの指を吸っているかによって、どの歯に影響するかが変わってきます。
定期的に小児歯科に通って歯に影響が出ていないか確認しておきましょう。
見た目だけでなくかみ合わせや発音にまで影響を及ぼすのは、親としては避けたいところですよね。
指しゃぶりはいつまでにやめればいいの?
私が以前、小児歯科で相談したところ
精神を安定させる効果もあるので、2歳くらいまでは無理にやめさせなくて大丈夫です。
歯並びに影響する3歳ごろにはやめるようにしましょう。
という回答でした。
0~2歳のうちは成長過程のひとつとして、温かい目で見守ってあげましょう。
歯が生えそろってくる3歳ごろには指しゃぶり卒業を意識できるといいですね。
そこで、次の章では3歳までに指しゃぶりをやめさせるべく、私が取った方法や失敗談をご紹介します。
指しゃぶりをやめさせるグッズ1:絵本「ゆびたこ」
おすすめ度
価格 1,430円
対象年齢 3~5歳
わが家は2歳のときに読みました。
- 指しゃぶり対策として有名な絵本
- 指しゃぶりがやめられない女の子のお話
- 子どもにとっては少し怖い内容
- 絵本の内容を理解できる年齢の子におすすめ
- わが家の娘は1回読んだら吸わなくなった
娘が読んだその日から指しゃぶりをやめたのがこちらの絵本「ゆびたこ」です。
読んだのは2歳9ヵ月のときでした。
主人公は指しゃぶりがやめられない、もうすぐ小学生になる女の子。
指にできた吸いだこが、ある日突然「もっと吸って~」と女の子に話しかけてくる、という内容です。
大人からすると、ユーモアのある顔で関西弁を話す「ゆびたこ」は面白おかしく感じるのですが、子どもにとっては恐怖だったようです。
娘の場合は、「もういい」と言って最後まで読み切ることができず、その後も読むことはありませんでした。
それでも絶大な効果があったのです。
その日からまったく吸わなくなりました。
1番驚いたのが、夜に寝ていたときの娘の姿でした。
寝ながら指が口元に近づき、口を開きかけたところで「いや、だめだ!」と言わんばかりに首を振って自分で吸いそうになるのをやめたのです。
寝ていて意識がないなかでも吸うのをやめたので、すごい影響力を感じました。
子どもに恐怖心を抱かせてしまったのは申し訳ないのですが、指しゃぶりによる今後の悪影響を考えると、やめられてよかったなと思っています。
おすすめ度
価格 1,650円
対象年齢 4歳頃から
- オーガニック成分配合の子どもにやさしい苦いマニキュア
- 指しゃぶりだけでなく爪噛み対策にも
- 1日1回塗るだけで簡単
- 除光液不要
- 安心の日本製
「かむピタ」は爪噛みや指しゃぶりがやめられない子どもを持つパパやママが集まって、「自分の子どもに本当に安心できるものを」という思いからつくられました。
苦み成分の配合されたマニキュアです。
苦み成分と聞くとどんなものなのか気になりますが、ゲーム機やおもちゃの誤飲防止として広く使われている「安息香酸デナトニウム」という成分が採用されています。
口に入れても安心です。
1日1回塗って乾かすだけなので手軽に使うことができますね。
こういった指しゃぶり防止のマニキュアは他にも類似商品が販売されていますが、外国製のものも少なくありません。
外国製のものは品質や成分が気になるところですが、かむピタは安心の日本製です。
手術室と同レベルである国内工場のクリーンルームで製造され、第三者機関による安全性試験もクリアしています。
安心のオーガニック成分配合で、日本国内の高い安全基準をクリアした工場で製造された「かむピタ」なら、安心して子どもに塗ってあげることができますね。
実際に、かむピタで指しゃぶりや爪噛みをやめられた人も多いようです。
3歳半まで指しゃぶりをしてたまめ。頑張って我慢しようとする時もあったけど、寝てる時や機嫌が悪い時、TVに熱中してる時はどうしても親指をしゃぶってた…
しかし旦那が購入した「かむピタ」を導入すると、2回塗っただけでその日からピタッと指しゃぶりをやめた…大人も舐めたけど、コレはすごい! pic.twitter.com/wLXHCbudNa— まめのママ まめ3歳+わん21週 (@ninpo_ninpu) March 24, 2021
うちの子に日本製、オーガニック成分のかむピタを使いました。
泣き出すくらい苦いようで、すごい効果でした…
ゆびたこ(本)も絆創膏も🙅で年中の終わりくらいまで指しゃぶりは絶対だったのが嘘のように卒業できました😂オススメです💓— マコ🐨 (@mamawakoala) October 5, 2020
娘3人爪噛みがあります。
何をやっても辞められず…6年ほどお姉ちゃんの爪切りは不要。
そんな時、ふと見つけたかむピタ。まさかと口コミ見ながら購入。すぐに効果があり、数日後には久しぶりの爪切り。指先もキレイになりつつあります。もっと早く出会いたかったです。#かむピタフォトコンテスト pic.twitter.com/2IlJ4xxoVh— てつ坊 (@teru2bozu2) November 30, 2020
【公式ホームページ】
かむピタ公式通販サイト
指しゃぶりをやめさせるグッズ3:手袋
おすすめ度
対象年齢 3~12ヵ月
- 物理的に指しゃぶりを防止することができる
- 見た目がかわいい
- 価格が安い
- サイズが合わないと使えない
- ある程度大きくなると自分で外してしまう
まだ言葉があまり理解できない小さい年齢のお子さんに提案したいのが、物理的に吸えなくしてしまう方法です。
わが家の娘は、1歳の頃に指の部分がシリコンになった手袋を試してみました。
結論から言うと、まったくおすすめはできないです。
ある程度成長してくると自分で手袋を取ってしまったり、嫌がってつけさせてくれなくなります。
わが家の場合は1~2回つけただけでお蔵入りになってしまいました。
当時は知らずに購入してしまいましたが、そもそも対象年齢の3~12ヵ月は無理に指しゃぶりをやめさせなくてもいい時期です。
手袋を買ってまでやめさせる必要はありません。
もし、指しゃぶりのしすぎで手が荒れてきたなど、何らかの事情で必要とされる場合は、サイズの確認をしっかりしておきましょう。
伸縮性のある生地ではないため、対象月齢であってもきちんとサイズを見ておいた方が安心です。
グッズを使って指しゃぶり卒業を目指そう
指しゃぶりをする原因や長期的な指しゃぶりによる悪影響、実体験からおすすめする、指しゃぶり対策グッズについて紹介してきました。
はじめは誰に教えられるでもなく、本能として指を吸い始める赤ちゃん。
3歳ごろまで長期にわたって指しゃぶりをすると、歯並びやかみ合わせに影響が出てしまいます。
自然に指しゃぶりを卒業する子もいるなか、わが子がなかなか指しゃぶりをやめられないと焦ってしまいますよね。
そんなときは、指しゃぶり対策グッズを使ってみましょう。
何度言ってもダメだった娘が1回でやめられたのが「ゆびたこ」という絵本です。
子どもには少し怖い内容ですが、その分効果はバツグンでした。
逆に全く効かなかったのが手袋です。
自分で外してしまって意味がありませんでした。
指しゃぶり防止の苦ぁーいマニキュア「かむピタ」は子どもが自分で取ることはできないので、話し合いや絵本でも効果がなかったお子さんにもおすすめです。
指しゃぶりをやめさせるときに気をつけておきたいのが、やめさせたいがあまりに強く怒ってしまうことです。
あまり一方的に言いすぎてしまうと、お子さんによっては逆効果となり隠れて吸うようになる場合もあるようです。
まずは指しゃぶりをするお子さんの気持ちを聞いたり、デメリットを伝えるなどの話し合いを経て、お子さん自身が「やめたい」と思えるようになるといいですね。
ひとりでも多くのお子さんが指しゃぶりを卒業し、親子で快適な生活が送れるように応援しています。